“焼肉の王様”ハラミは、内臓なのか?
ハラミって、赤身?それとも内臓?
「ハラミって赤身でしょ?」「いや、内臓って聞いたけど?」
焼肉屋で定番人気の“ハラミ”ですが、意外と多くの人がその正体を知らずに食べています。
食べて「うまい!」とは感じていても、その美味しさの“源”まで理解している方は少ないかもしれません。
でも──
このハラミ、知れば知るほど奥が深い。
そして、三階松では“部位としての知識”+“提供のこだわり”があるからこそ、他とは違う旨さが生まれています。
ハラミの正体は──“横隔膜”。分類上は「内臓」です。
実はハラミは、横隔膜の筋肉部分です。
つまり、内臓系=ホルモンの仲間に分類されます。
ただし!
普通のホルモンとは異なり、ハラミには“筋肉繊維”があり、まるで赤身肉のような食感と旨味が楽しめるのが特徴。
だからこそ、
見た目は赤身、食べても赤身、でも分類は内臓──という、いわば「赤身とホルモンのハイブリッド」なんですね。
さらに、横隔膜の筋肉は牛が呼吸するたびに動く“アクティブ部位”。
この働きが、あの独特の“弾力と旨味”を生み出しているのです。
だからこそ、切り方と焼き方で差が出る部位
ハラミは繊維がしっかりしている分、切り方ひとつで“固く”も“とろける”ようにもなる、技術を問われる部位でもあります。
三階松では、ハラミを扱うときに以下のポイントを徹底しています:
- 繊維に対して垂直方向にカット
- 厚さを均一にしながらも、食べ応えを残す絶妙な厚みに
- 脂の入り方に応じて、焼き面を調整してご提供
さらに、お出しするのは“塩ハラミ”。
なぜ塩なのか?
それは、ハラミ特有の香りと旨味が、たれでマスキングされてしまうのを防ぐためです。
あえて塩で、素材勝負。
これが三階松流の“王様の扱い方”です。
常連のお客様が語る、ハラミ体験


