🥩 あなたはなぜタンから焼くのか?
―― 焼肉はタンで始まり、赤身で完結する。
焼肉には“物語の順序”があります。
三階松では、すべてのコースが「タンから始まり、赤身で終わる」ように設計されています。
それは単なる焼き順ではなく、「味覚を研ぎ澄ますストーリー」なのです。
🔹 タンは焼肉の“序章”であり、儀式である
「タン」は、焼肉のスタートにふさわしい存在。
その理由は──
- ① 舌をリセットする: 脂が少なく、塩味で味覚を整える。
- ② 焼き音と香りで五感を開く: 強火でサッと炙り、香ばしい香りが食欲を呼び覚ます。
- ③ 焼肉の緊張をほぐす: 最初の一枚で会話と笑顔が生まれる。
つまり、タンは焼肉の「扉」。
一枚のタンで、舌が目覚め、香りが広がり、心の準備が整う。
三階松では、この一瞬を「焼肉の儀式」と呼びます。
🔹 タン → サシ肉→ 赤身という、三階松の黄金リズム
三階松では、焼肉を「序章 → 展開 → 余韻」で構成します。
| 段階 | 部位例 | 目的・味覚の流れ |
|---|---|---|
| ① 序章 | タン | 塩で味覚をリセット。香りで心を開く。 |
| ② 展開 | サーロイン・ザブトン | 脂の甘みで高揚感を生み、香りで包み込む。 |
| ③ 余韻 | ランプ・シンシン・ウチモモ | 赤身の旨味で締めくくり、“肉を食べる快感”を刻む。 |
この流れを守ることで、味覚がだんだんと広がり、最後まで飽きずに楽しめる。
まるで一冊の物語を読むように、焼肉の世界を体験できるのです。
🔹 「タンから始まる焼肉」こそ、三階松の哲学
初めての来店でも、迷わずに注文できる安心の一皿。
タンは、焼肉を学ぶ最初のページであり、
「三階松を体験する入口」でもあります。
だからこそ、私たちは最初の一枚を、誰よりも丁寧に切り出します。
肉の厚み・繊維の流れ・塩の粒子。
そのすべてが、最初の一口の印象を決めるのです。
「焼肉はタンで始まる。それは、舌と心を目覚めさせる儀式。
さっぱりした一枚のタンから始まり、濃厚な赤身で締める。その日の物語すべてが詰まっています。」
──三階松 店主・松下






