八幡ろかせず、入荷しました。蒲郡焼肉 三階松
入荷のお知らせ|店主セレクト焼酎
八幡ろかせず、
入荷しました。
年に一度しか巡り会えない、無ろ過の芋焼酎。
今回確保できたのは、わずか2本。
入荷のお知らせ
CHAPTER 1
一本の電話から、始まった。
お客様からのお土産に、その瓶があった。
「八幡ろかせず」。
ラベルを見ただけで、なんとなく只者ではないとわかった。
栓を開けると、芋の香りが——静かに、でも力強く、鼻腔に届いた。
口に含んだ瞬間。
「あ、これは本物だ。」
翌日、ひいきにしている鹿児島の酒屋さんに電話を入れた。
「八幡ろかせず、ありますか?」
しばらくの間があって、こんな返事が返ってきた。
「当店でも数本しか入荷できないので、
再入荷したら、すぐに送ります。」
「数本」という言葉が、この焼酎の希少さをそのまま語っていた。
CHAPTER 2
一週間、待った。
一日目。
気になりながら、仕込みをした。
三日目。
電話が来ないか、何度か確認した。
七日目の朝。
「入荷しました。2本、確保できました。」
その一言だけで十分だった。
「ろかせず」とは、ろ過をしないこと。
多くの焼酎は、雑味を取り除くためにろ過の工程を経る。
しかし八幡ろかせずは、あえてそれをしない。
芋の油分、色素、香り成分——すべてをそのまま瓶に閉じ込める。
それは、造り手の覚悟がなければできない選択だ。
瓶を揺らすと、わずかに白濁している。
芋の油分が、ゆっくりと渦を描く。
これは欠陥ではない。
これが、本物の証だ。
CHAPTER 3
三階松の焼酎は、蔵の想いがある。
私はこれまで、いくつもの蔵を旅してきた。
鹿児島の山あいに立つ蔵。
宮崎の澄んだ空気の中に佇む小さな蒸溜所。
朝一番、まだ冷たい空気の中で立ちのぼる蒸気の匂い。
静かに発酵するタンクの音。
「この土地の水だから、この味になる」
「この芋だから、この香りが出る」
蔵人さんが、まるで家族の話をするように焼酎を語る。
そのたびに私は思う。
この想いを、そのまま蒲郡に持ち帰りたい。
「安田」は、初めて飲んだとき、焼酎のイメージをガラッと変えた。
「千本桜」は、一人娘のために生まれた焼酎だと聞いた。
「佐藤」は、蔵見学で3時間、造り手の熱い想いを聞いた後に、飲んだ。
三階松に並ぶ焼酎は、そういう出会いの積み重ねでできている。
そして今回の「八幡ろかせず」も、そのひとつだ。
CHAPTER 4
この出会いは、年に一度しかない。
「八幡ろかせず」は、年に一度しか入荷できない焼酎だ。
今回確保できたのは、わずか2本。
この期を逃すと、次の入荷は来年の3月まで待つことになる。
焼肉が、部位ごとに個性を持つように。
塩が、産地ごとに表情を変えるように。
焼酎にも——蔵の数だけ、正解がある。
焼酎に、正解はありません。
あなたのお好みを、探しに来てください。
「ろかせず」を飲んだとき、感じるのは力強さだけではない。
どこかに、静けさがある。
ろ過されていないからこそ宿る、芋の記憶のようなものが。
お湯割りで飲むとき、その香りはさらに深くなる。
和牛の脂がすっと整えられて、食事が「体験」に変わる瞬間がある。
🍶 八幡ろかせず — 入荷情報
入荷数:2本(数量限定)
次回入荷:来年3月予定
飲み方:お湯割りがおすすめ
種別:芋焼酎・無ろ過
産地:鹿児島
一年に一度の出会い。
ぜひ、三階松のテーブルで。



