― 部長の最後の夜に、仲間が選んだ店 ― ― 60代男性の退職送別会と、塩焼肉の一夜 ―
今日は、実際にご来店いただいた送別会のお話を、物語としてお届けします。
長年お世話になった上司の退職の夜。どんなお店を選べばいいか悩んだ幹事さんと、その仲間たちの話です。
3月も終わりに差し掛かった、ある昼休み。
中堅メーカーの営業課に勤める田中さん(仮名・38歳)は、スマートフォンを片手に頭を抱えていた。
今月末で定年を迎える小川部長(仮名・63歳)の送別会の幹事を、任されたのだ。
田中さんはその日の昼休みに、三階松のサイトを開いた。
昭和10年創業の精肉店。40種類の塩。個室・掘りごたつ・最大14名のお座敷個室。
コース料理に飲み放題もつけられる。
その日の夕方、田中さんは三階松に電話を入れた。
人数12名、個室希望、飲み放題付きコース。
「部長の退職のお祝いに使いたい」と伝えると、スタッフが丁寧に対応してくれた。
電話を切ったとき、田中さんは初めて少し肩の荷が降りた気がした。
3月最終金曜日、午後6時半。
蒲郡駅の南口に、スーツ姿の12名が集まった。
小川部長は「わざわざこんな店まで……」と言いながら、嬉しそうに目を細めていた。
扉開けると、落ち着いた照明とほのかに漂う焼肉の香り。
「いらっしゃいませ、小川様のご一行でございますね」という声に、全員が少し背筋を伸ばした。
網の前に塩の器、丁寧に折られたおしぼり。
「本日は小川様のご退職をお祝いし、ご来店いただきありがとうございます」
スタッフのその一言に、田中さんは思った。
――この店を選んでよかった。
コースが始まると、スタッフが塩の説明をしてくれた。
海塩・山塩・粗塩・細塩。部位によって変える理由。
いつもは話好きな小川部長が、珍しく静かに聞いていた。
「理由を知るか知らないかで、
全部変わるんだよ」
その一言が、テーブルに静かな笑いを生んだ。
「また仕事の話してる」「でも確かに」「部長らしい」——
いつもの会議室ではない、炭の前の正直な言葉たち。
塩焼肉総本山コース初めは一人一皿ずつ丁寧に提供される。
大人数でも取り合いにならないから、会話が途切れない。
誰かが焼きすぎを気にする必要もなく、部長の話に全員が耳を傾けられた。
- 厚切りタン塩 「これが旨い」と部長が目を細めた瞬間、テーブルに歓声が上がった。「部長がこんな顔するの初めて見た」と誰かが笑った。
- 本日のおまかせ3種盛 部位の名前をスタッフに教わりながら、「これは○○に似てるな」と部長が語り出す。気がつけば40年のエピソードが止まらなくなっていた。
- 8時間煮込みテールスープ 締めの一椀。「これはしみる」と部長が言い、誰もそれ以上言葉を継がなかった。ただ静かに、温かいものを口に含んだ。
宴会は、上司と部下という立場を超えて、
ただ同じ時間を過ごしてきた人間同士の夜になっていた。
田中さんは、ずっと心配していた「失敗したらどうしよう」という気持ちが、
いつの間にかなくなっていることに気づいた。
お座敷を出る前、小川部長が田中さんの肩をポンと叩いた。
店を出たのは、午後9時を少し回った頃。
春の夜風のなか、12名はゆっくり駅へ向かった。
誰かが「また来ようか、今度は部署で」と言い、笑い声が路地に広がった。
「最後の夜が、
こういう夜でよかった」
田中さんは家に帰ってから、ふと思った。
幹事というのは、誰かの大切な夜をつくる仕事だったのだ、と。
そして、その夜を一緒につくってくれた店があったことを、素直に嬉しく思った。
送別会や歓迎会は、ともすると「こなす宴会」になりがちです。
でも本当は、その人の節目に花を添える夜であるはずです。
一人一皿ずつ丁寧に提供されるコース料理。塩の説明を聞きながら肉を味わう体験。
急がされず、取り合わず、ゆっくり話せる個室の時間。
それが、三階松の歓送迎会コースで叶えたいことです。
「この店を選んでよかった」——幹事さんにも、そう言っていただける夜を、
今日も心を込めてご用意しています。
個室(〜14名)・半貸切(30名〜)対応。
飲み放題付きコースあり。幹事様のご相談もお気軽にどうぞ。
※ネット予約が満席の場合も、お電話でご案内できる場合がございます。
定休日:月曜日 / ディナー 17:00〜22:00(最終入店21:00)
個室・大人数のご予約はお電話でのご相談がスムーズです。



