秋のはじまりに──塩で味わう旬の焼肉
夜風が少し冷たくなり、蒲郡の港町にも秋の気配が漂い始めました。
三階松の扉を開けると、お肉の焼ける音と香ばしい匂いがふわりと包み込みます。
秋の肉は“塩”で味が変わる

「秋はね、お肉の味がぐっと変わるんですよ」
肉を並べながら、店主はそう語りかけます。
カルビは脂が甘くなり、ホルモンは弾むような旨味を蓄えます。
その変化を一番わかりやすく伝えてくれるのが、
実は塩なのです。
粒の大きな塩で引き締まる旨味
粒子の大きい塩をひとつまみ。網の上でじゅうっと焼けたお肉に散らすと、お肉がきゅっと引き締まり、口の中であふれんばかりの肉汁が広がる。
まるで塩が“味の設計図”を描き直してくれるようです。
細かい塩で立ち上がる赤身の味
逆に、きめ細やかな塩を振れば、肉そのものの味がすっと立ち上がり、脂身の旨味を引き出します。
粒子の違いひとつで、全く別の表情を見せるのです。
店主が伝えたい“塩で季節を感じる贅沢”

「秋の焼肉は“塩で季節を感じる”のが一番の贅沢なんです」
ただ焼いて食べるだけでは終わらない。
塩を通して、季節と肉が語り合う時間。
それが三階松の体験型焼肉です。
この記事を書いた人
和牛焼肉 三階松 店主・松下和由です。
私は「人生やりたいことリスト100」を持っています。その多くは“旅”。
旅先で出会う風土や文化には、その土地ならではの食材が育まれる理由があります。
同じように、私がお客様に“塩焼肉”を勧めるのも、お肉の本質を知り尽くしたから。
旅での学びと肉の目利きを、三階松での一皿に込めています。


