正直に言うと、私はこれまで泡盛に少し距離を感じていました。
「度数が高そう」「癖が強そう」「自分にはまだ早いお酒かもしれない」──。
そんなイメージを、どこかで持っていたからです。

先日、沖縄を訪れた際に、恩納酒造所を見学させていただきました。
少し身構えた気持ちで臨んだ試飲。ですが、この体験で泡盛の印象は、はっきりと変わりました。
恩納村と言えば【万座毛】

飲み比べたのは、出来立て・3年古酒・10年古酒の3種類。

まず、出来立ての泡盛。
アルコールの立ち上がりが強く、舌に触れた瞬間、ピリッと刺激が残ります。
「これぞ泡盛」そんな力強さを感じました。
ところが、3年古酒になると、そのピリピリ感は消え、全体が落ち着いた印象に変わります。
そして10年古酒。口に含んだ瞬間、思わず言葉が出ました。
「あ、やさしい」
角が取れ、丸く、静かに広がる味わい。
同じ原料、同じ蔵。違うのは時間だけ。
泡盛は、時間と一緒に育つお酒なのだと、初めて腑に落ちました。
蔵で印象的だったのが、麹室の空気です。
エアコンも、機械的な温度管理もありません。

熱ければ窓を開け、寒ければそっと布をかける。
まるで、昼寝している子どもを起こさないように、静かに見守っているかのようでした。
「管理する」のではなく、「寄り添う」
その姿勢が、お酒の味にそのまま表れているように感じました。

そうして、10年古酒を1本、蔵から購入してきました。
これは、珍しいからでも、限定だからでもありません。
自分の舌が「納得した」一本です。
和牛焼肉 三階松では、「自分が本当に良いと思ったもの」しかお出ししていません。
焼肉も、塩も、焼き方も、すべて同じ考え方です。
この泡盛も同じ。
泡盛が得意な方はもちろん、「実は泡盛、ちょっと苦手で…」という方にこそ、
一度飲んでみてほしい。そんな一本です。
お勧めは『炭酸割り』
丸みを帯びた泡盛と炭酸のスッキリさでお肉との相性が良い

沖縄の空気。蔵の静けさ。時間が育てたやさしい味わい。
ぜひ、焼肉と一緒に、ゆっくり味わってみてください。
※本数限定のため無くなり次第終了となります。
ご予約の際に、「泡盛の記事を読んで」と一言添えていただければご案内がスムーズです。


