万膳酒造 酒蔵訪問記

お肉旅×産地ストーリー

✨万膳酒造 酒蔵訪問記

鹿児島の夏。気温36度。
照りつける日差しの下、私はハンドルを握りしめ、万膳酒造を目指して山道を進んでいました。

道は次第に細くなり、ついには車一台がやっと通れるほどに。
「本当にこの先に酒蔵があるのだろうか…」
不安が胸をかすめます。

その時でした。
木々の間に、ぽつんと佇む一軒の建物が姿を現しました。
【万膳酒造】——。
ようやく辿り着いた安堵と期待が、胸の奥でゆっくり広がっていきました。

手作業に宿る、職人の勘

扉をくぐると、迎えてくれたのは「人の手でなければ」という強い信念でした。

焼酎造りの要である 米麹づくり
ここでは温度管理に機械を使わず、自然の風を取り入れ、職人が感覚で見極めます。
気温が下がれば布を掛け、熱を帯びれば風を通す。

まるで麹は“生き物”であり、職人はそれを育てる親のよう。
「一番大事な麹作りこそ、人の力で」
そう語る職人の眼差しに、静かな誇りを感じました。

甕が育む、ふくらみのある味わい

仕込み場には、100年以上使われてきた 甕壺 が並んでいます。
幾世代にもわたり呼吸を続けてきた甕の中で、発酵は静かに進み、焼酎はふくらみを増していきます。

甕の表面には、年月が刻んだ深い色合いがあり、そこには見えない微生物たちの営みが息づいているようでした。
ただの器ではなく、まるで“共に造り上げる相棒”のような存在です。

希少な木樽蒸留の香ばしさ

そして、万膳酒造を語る上で欠かせないのが 木樽蒸留
全国でもわずか十基ほどしか残っていないという貴重な蒸留器が、ここでは今も現役で使われています。

木樽を通った蒸気は、ほんのりナッツのような香ばしさをまとい、焼酎に柔らかさと丸みを与えてくれる。
その香りを聞いただけで、口に含む前から胸が高鳴りました。

山奥に息づく“水”の力

蔵を後にする前に、私は焼酎造りに欠かせない 地下水 を口に含ませてもらいました。

真夏の36度。
けれど、その水はまるで冷蔵庫から出したばかりのように冷たく澄んでいました。
柔らかく、丸みを帯びた喉ごし。身体にすっと溶け込んでいくような優しさ。

「焼酎造りに欠かせないのは水である」
その言葉が、この瞬間、全身で理解できたのです。

なぜこんなに不便な山奥に蔵を構えるのか。
その理由が、この一杯の水に凝縮されていました。

✨結び

万膳酒造。
そこは、機械化に背を向け、人の勘と自然に寄り添う小さな蔵。

甕壺発酵と木樽蒸留、そして大自然が磨いた水。
この三つが重なり合い、他にはない深みと温もりを持つ焼酎が生まれるのです。

一口飲めば、きっとあなたも感じるでしょう。
山奥で出会ったあの涼やかな水の冷たさと、職人の静かな情熱を。

✨万膳酒造を味わう一杯

万膳酒造の焼酎は、ただ酔うための酒ではありません。
山奥の清らかな水、職人の勘が光る麹、100年を超える甕壺、そして希少な木樽蒸留。
そのすべてが重なり合い、他では決して出会えない味わいを生み出しています。

ひと口含めば、まず感じるのは やわらかさ
喉を通り抜けるときに広がる 丸みと奥行き、鼻先を抜ける 香ばしい余韻
それは、数字や効率では決して表せない「手仕事の温もり」です。

だからこそ、この一杯は特別。
グラスを傾けるたびに、山奥で見たあの水の冷たさや、職人の静かな眼差しが蘇るような気がします。

🍶 どうぞ、今夜は万膳酒造の焼酎を味わってみてください。
お湯割りで広がる優しい甘み。ロックで引き立つ香ばしさ。水割りで寄り添うやわらかさ。
きっと一口で、「ここでしか生まれない理由」を感じていただけるはずです。

✨旅と出会いを味わう一杯

この焼酎は、ただ飲むだけではなく、「旅」と「出会い」を一緒に味わう一杯です。
山奥でしか出会えない水の冷たさ、100年を超える甕壺、希少な木樽、そして職人の勘。
そのすべてがグラスの中に息づいています。

一口飲むと、まるであなた自身が蔵を訪ねたように、物語が舌の上で広がります。

🍶 “飲む”のではなく、“体験する”。
それが万膳酒造の焼酎です。

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